チリンチリン!オーダー!!『ヤキソバ』!!!

15時。大宮の整体から帰ってきたが、家には誰もいない。ご飯もない。


『そうだ!作ろう!!』


たしか河口湖で残ったヤキソバがあったはず。でも野菜とか勝手に使っていいのかな〜。
とりあえず野菜室を開けてみる。
ニンジン、だいこん、ピーマン、にら、もやし。
たしか河口湖ではニンジン・ピーマン・もやしは入ってた。
行けるんじゃね?どーせ借りても一個ずつぐらいだし。


とゆーわけで、料理スーパード素人TDSKの料理が始まる。ちなみに1メニューを一人だけで作るのは生まれて初めてである。家で火を使うのは、中学生の頃目玉焼きを作ったとき以来だ。


じゃ、とりあえずニンジン切るかね。こいつは簡単だ。学祭のときニンジンはたくさん切った。いわゆる『ニンジンプロ』。しかも今回は勇者アイテム『ピーラー』がある。鬼に金棒。


続いてマンピー…じゃなくてピーマン!俺はピーマンを出そうと野菜室を開ける。『ん?』さっきは分からなかったが、奥のほうに『ドンキの黄色い袋』がある。口がしばられて何やら怪しい。
『ニンニク』だ…。そう、何にでも合う、スタミナ系の『ヤツ』だ!
これはシメシメと思い取り出そうとする。…がしかし!!ニンニク君の体には、緑の斑点が!ニンニク君たちは『黴』とゆう疫病に蝕まれていたのだ。
ところで、野菜って『消費期限』書いてねーの?さっき切ったニンジンは仕方ない、目をつぶろう。だがピーマン!おまえ…なんか『黒い部分』があるぞ!しかも学祭で使ったのみたいにテカテカしてない!もやしはどうだ?袋に入ってる。他にまだ3袋もある。『買ってきたばかり』と判断しよう。


仕方ない、『ニンジンもやしヤキソバ』でいこう。
ニンジンて火が通りにくそうなイメージがあるから先に炒めっかね。
油、油、何にしようかな〜。
隠し味になりそうなのでオリーブオイルをチョイス。


ところで、もやしって、こいつ洗うのか?書いとけよ。
まあ洗っときゃ間違いないか。ザルに入れてお水ジャー。
ニンジン君と合流。


フライパン小せーな。混ぜれん。ケチんなきゃよかったぜ。
ニンジン、たぶんハシが刺さりゃオッケーなはず。
麺発射。

さらに混ぜられん。麺が度々外にダイブし業火に焼かれる。


味を決めてなかった。付属のソースじゃつまらん。塩?いや、つまらん。
『そうだ!キムチにしよう!』
俺は冷蔵庫のドアを開ける。いない。キムチ氏は留守のようだ。
そのかわり、『納豆くん』が『仲間になりたそうにこちらを見ている。』
→仲間にする。
 仲間にしない。
まぁ、こいつもなんでも合うからな。

投入。そして醤油、塩、コショウで味を整える。でもたぶん全然整ってない気がする。
またまた隠し味に山椒もいれてみる。個人的に好きだ。


やるだけのことはやった。後は『どれだけの死者を出さずに混ぜるか』だ。
俺は、優しく、ときに厳しく、大胆に、混ぜた…。



『完成だぁぁあぁあぁ!!!』

いただきます。


『う、』


『うっ、ぐ…』


『ぐぐ…、、ぅ、』



『うめぇ〜〜〜gh打グgふzeぐhb;rふぁ;おjbだfbhふじこ!!!』

いやぁこの絶妙な…、いや、微妙な薄味。『隠し味』が『隠されたたまま』になっている上品さ、ついでに納豆は味のみ隠されて、ネバネバ感だけがイキイキとしている。ヤミツキになるぜ。



『納豆もやしにんじんヤキソバ 〜イタリア風〜』
材料(TDSK一人前)
ニンジン:小さいの一本
もやし:一袋
やきそば:2玉(腹の減り具合に合わせて3玉にしてください。)
納豆:一個
塩、コショウ、しょうゆ、山椒、オリーブオイル:味がつくまでかけてください。



これぞ男の料理!!